ビタミン不足がもたらす体の不調
野菜不足とビタミン不足には密接な関係があります。野菜を摂取しないということは、ビタミンを摂取しないのと同じことなのです。
よって、野菜不足な人は当然ビタミン不足であり、実は「野菜不足」よりも「ビタミン不足」の方がやっかいなのかもしれません。ここでは、ビタミンには様々な種類がありますが、その中でも厳選したいくつかのビタミンの特徴についてお話したいと思います。
1つめはビタミンA。ビタミンAは、粘膜や皮膚細胞の新陳代謝を促進して、正常な状態を維持するために働いてくれます。よって、ビタミンAが不足すれば皮膚・口・鼻喉・肺や胃腸粘膜が傷むということになります。
2つめはビタミンBです。ビタミンBはB1・B2・B6・B12・ナイアシンなど多くの種類があり、総称して「B群」と呼ばれています。炭水化物の代謝や脂肪の代謝でエネルギーを生み出したり、筋肉をつくるタンパク質の代謝や、抗体を作るといった、様々な働きをしてくれます。不足すると、エネルギーが足りなくなって疲労を感じたり、運動機能が低下したり、傷や炎症の治りが悪くなるといった症状につながってしまいます。また、ビタミンB群は余分がすぐに排泄されてしまうので、毎日補給する必要があります。
3つめはビタミンCです。ビタミンCは、毛細血管・歯・骨などの組織を強くしたり、免疫力を高めたりするのにとても役立ちます。ビタミンCが不足すると、貧血や歯周病などになったり、風邪をひきやすくなってしまいます。またストレスに強いとも言われ、期待されています。
4つめはビタミンDです。ビタミンDは、本来ならば吸収しづらいカルシウムの吸収や沈着を促進してくれて、骨粗鬆症の治療には不可欠な栄養素なのです。
ビタミンDが不足すれば、骨粗鬆症のリスクが高くなり、骨が変形したり、虫歯になりやすくなってしまいます。
5つめはビタミンEです。ビタミンEは、人間の体がエネルギーを作るときに、副産物としてできてしまう悪い活性酸素から体をまもる「抗酸化作用」を持っています。細胞の老化を防ぎ、また加齢にともなう悪玉コレステロールを除去してくれる作用や、更年期に伴う様々な症状を改善する作用もあるということで一部では「若返りビタミン」とも呼ばれます。ビタミンEが不足してしまうということは即ち細胞の老化を促してしまうということなのです。貧血や血行障害、動脈硬化、最悪がんの発生にもつながってしまいます。
それぞれのビタミンの持つ特徴をご理解いただけたでしょうか。是非とも普段の食生活の中で、ビタミンの存在を気にかけていただきたいと思います。